ことし８月、大阪の富田林警察署から男が逃走した事件で、管理に問題があったとして処分された留置場担当の巡査部長は、逃走に気付くまでの間にスマートフォンでアダルト画像を見ていたことが警察への取材で分かりました。警察は、こうした状況について処分の対象にあたらないとして公表していませんでした。

ことし８月、大阪の富田林警察署で樋田淳也被告（30）が弁護士と接見したあとに逃走し加重逃走などの罪で起訴された事件で、大阪府警察本部は、署長や留置場を担当していた署員など合わせて７人を懲戒処分にしたと公表しました。

このうち、留置場を担当していた42歳の巡査部長の懲戒処分の理由について、警察は、留置場にスマートフォンを持ち込む内規違反をしたなどとしていました。

また、警察は逃走に気付くまでの間に巡査部長がスマートフォンで野球やニュースなどを見ていたと説明していましたが、さらにアダルト画像も見ていたことが警察への取材で分かりました。

警察では、こうした詳しい状況は処分の対象にはあたらないとして、公表していませんでした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181213/k10011745941000.html